貴乃花親方からのメッセージ

貴乃花親方ダイアリー

自伝発売

2012.12.10 早いもので、今年も残すところ半月となりました。
皆様にとりまして、今年はどんな一年だったでしょうか。

さて、今年で私も40歳になり、貴乃花部屋も来年で10年目を迎えます。
これを機会に自分の半生を振り返り、活字に残そうと思い、この度、ポプラ社から自伝を出版することとなりました。  (12/14(金) 大人向け、子供向け、2冊同時発売)

☆大人向け 『生きざま』
私の半生を通じて、こんな生き方もあるんだ、と思って頂いたり、相撲の素晴らしさ、魅力を感じて頂き、普及に役立ってくれることを願って書きました。

☆子供向け 『一生懸命』
今、このような時代だからこそ、子供たちには、どんな小さな夢でも決して諦めず、前に前に進んで欲しいと願っています。苦しかったり寂しかったり……みんな色んな悩みを抱えていると思いますが、私の体験、経験の中から、一つでも参考になれば……と思い、まとめました。

お読み頂けたら幸いです。

朝稽古
    

つれづれなるままに・弟子達の「五月晴れ」

2012.6.1 朝稽古師匠の教えについていこうと、
皆が皆、必死になって稽古に打ち込んでいる。
風薫る5月の季節に、清涼に汗を流している。
時代に取り残されないようにと、苦心しながら。
次世代を担う若者が、純朴実直に目標に向かい、
夢を達成するために生きている。

大輪の花を咲かせてやりたい。
倒れそうな時に支えてやりたい。
師匠として、紺碧の空のような存在で
弟子達を支えてやれたらと願う。
千差万別、それぞれの人生が存在している中にあって
「貴乃花道」として活かすことができれば……と。

倒れない強さと、何事にも挫けない辛抱を学ばせたい。
そう、逃げない強靭さも必要だ。
八百万の神の道を、たとえ苦難があろうとも
ひたすらに。ひた向きに。
一生懸命に生きてほしい。

お前達が倒れても、俺は倒れないぞ。
やるだけやってだめなら、
成功するまでやり続けよう。
諦めないことが、いずれ人生の底力に変わる。

修行の心得。
それは我等が「貴乃花道」として……
共に、前に、進んで行こう。

泣けた夜

2012.3.18

愛弟子が3度優勝してくれたことがあり、その瞬間は、突如に涙がこぼれ落ちて止まりませんでした。勝負師の指導者としては、いささか恥ずかしい事態ですが、それが本音。我が子達の活躍では泣けてくるのに、自らの優勝では泣けたことがないという事実でお許し願えればと思います。

一度目は貴ノ岩が三段目で優勝したとき。
二度目は貴斗志、三度目は渡辺でした。
岩のようにどっしりした強さを誇ってほしい貴ノ岩。
一斗樽の志を持たせたくて貴斗志。
優勝しなくても大丈夫だからと毎回見る決定戦。
心臓が張り裂けそうで仕方がなく、負けたときにはどのように慰めるか、三者三用の言葉を選ぼうとする。

まだ決戦前の私の心情をお分かりいただけたら幸い、ただいま春は大阪場所の最中です。

愛弟子たちは孤軍奮闘しています。
しっかり戦ってくれればそれでいい。
私からのメッセージはいつもこれ。
人生を懸けて土俵に立てばいい!
折れない心で立ち向かう勇気。
明日、指導者が他界したとしても、今まで教えたことを体に染み込ませて戦い続けてほしい。そう願う。
私の培った技術と向上心はすべて捧げる。
相撲のことは任せてくれ意外と詳しいからね。
その詳しさはプライドを捨てた「誇り」という名の精神力が基本だけどね!

今日は中日、千秋楽までの中間地点になりました。お客様皆様のお陰により連日盛況を保持しております。大阪場所の先発部長は大変ですが、お声かけていただけるお客様皆様の微笑みという励ましに支えられております。残り8日間の日程を精一杯の思いで尽くし、正面玄関にてお待ち申し上げております。
色紙もたくさんお持ちください。
貴乃花のサインでよろしければ、何なりとお書きいたします。
ご来場、心よりお待ち申し上げております。

もう間もなく桜の花が咲きます。春の訪れです。
相撲協会の紋章は桜です。

お花見気分で桜の門をくぐれば、そこはお正月。すべての邪気を払い除ける桜の宮へ、是非ともお越しください。力士たちの活躍に乞うご期待です。

大相撲三月本場所/大阪先発隊長 貴乃花光司

大阪場所について思う・つれづれなるままに……

2012.3.17

友だち、家族、恋人たちが感動に出逢う場所は「大阪府立体育館」。

春が来た。
相撲が帰ってきた。大阪の地に。

優しいこの町に門を構える茶屋街道。
そこに足を踏み入れたら、気分はすっかりお正月。
お茶子の声も威勢よく、「ようこそいらっしゃいませ!」

そこに入れば毎日がお正月。
桝席に陣取り、和服の似合うお客様のお手元に、その喜びが届くまで。
その手の中に包まれて、
願い・喜びは、叶うはず。
きっと願いは、叶うはず。

一日の始まりは、先発隊との息合わせ。
羽織袴に陣羽織。団結。決起。いざ出陣。
「ようこそいらっしゃいました!」

大相撲三月本場所/大阪先発隊長 貴乃花光司

大阪場所について思う・つれづれなるままに……

2012.3.8

未練も味わい
運命を呼び起こし
冷気に触れて歩き出し
寒気に凍えないように
さらにまた歩いて行く。

一歩、二歩、散歩してゆこう。
三歩、四歩、ご苦労様と、
掛け声合わせて進めよう生命線。

おはよう、こんにちわ、今晩どう?
みんな仲間で助け合い、役割分担して縦横無尽。
みんな等しく美しく、緩急自在に生きてゆこう。
微粒子のように分散し、
帰りつくは大阪先発先陣隊の机の中。
街の声を大切に、頬と頬の人情を授かりながらの生命体。
琴線に触れて……。

大相撲三月本場所/大阪先発隊長 貴乃花光司

「ジャコッチ」に癒される日々

2012.3.2 「ジャコッチ」に癒される大阪の日常生活ウィスキーはシングルモルトに限る。
まざりっけのない酒の味に “単身赴任の世直し”を教えてくれて、明日の光に力を与えてくれる。
日本の会社が作ったスコッチ風味は、日本人が作り上げた未知の境界線。
スコッチはスコットランドでできたウィスキーのことをいうが、それに勝るとも劣らないスコッチこと「ジャコッチ」。
これこそが日本人に似合うシングルモルト。

そんなスコッチの名に相応しいジャパントラディショナルに癒される、私の大阪の日常生活 “至福の習慣”であります。
流す音楽は、倉木麻衣の「トラディショナルな風向き」です。

明日もまた営業に奮闘しよう。
日本の未来のために日本の文化のために神風を吹かせよう!
人生は語りのない空間から始まり、空虚の世界に幕を閉じてゆく。
静けさは明日の糧、不老不死は病の始まり、優しく賑やかに人生の幕引きを目指す我々は、太陽の日差しと共に、生きとし生けるものを愛で、華やかに生きてゆこうと思っています。

吉本新喜劇の舞台に上がりました

2012.2.28
財団法人日本相撲協会チラシ

会見中に島田珠代(左)の「チーン」を食らって笑顔の貴乃花親方。右は池乃めだか。
写真/スポニチ

2月25日、大阪市中央区の「なんばグランド花月」で、吉本新喜劇の舞台に上がりました。
吉本新喜劇出演にあたり、初めての分野での経験を契機に、ますます大阪場所担当部長の任務に力が入ります。吉本新喜劇の絶大なる大阪での人気にあやかり、舞台に上がれたことは、大きな喜びであり感無量です。

「なんばグランド花月」では、座長をはじめとする役者様方の温情に預り、暖かい気持ちにもなりましたし、百年の歴史に裏打ちされた吉本興業様の礎を、垣間見ることができました。

大阪の中心、難波という町で「笑い」という独自の世界を開拓・確立された「なんばグランド花月」の評判は、西洋・東洋の海を超え、現在の人々に今もなお花を添え続けています。ここまでの活躍に至るには、「地場」に対する訴求力、実力の高さを感じました。
「笑いの美学」は、医学にも勝る健康学に思います。
笑顔、微笑み、饒舌さに「大阪力」を感じてしまいます。人情深い難波の町、そして大阪の町の“オオサカヂカラ”には、誰彼にも偉人の気質を感じてしまいます。
大阪場所担当部長として住み込みたくなるこの町。相撲気質を認知していただくには、吉本興業様のこれからの百年の歩みに同行してゆく気構えが大切に思えます。

大阪場所について思う・つれづれなるままに……

2012.2.26

《生命の循環》circle of life 

ひとつ上の階段を登るとき、新しい職務に携わるとき、
人々との出会いがある古き良きもの、
「温故知新」の風情を経験する。

ふたつ上の階段をかけ上がるとき、
いつもと違う景色を眺めるとき、
不馴れな椅子に腰掛けたら
一気呵成な情熱に見舞われる。

みっつめの階段を昇るとき、
日の光を浴びることがある安息の地に辿り着いた気分になり
吟醸余市の酒に浸り、味わう日々がある。

大相撲三月本場所/大阪先発隊長 貴乃花光司

大阪場所を盛り上げよう!

2012.2.17

貴乃花親方のデスク大阪場所は3月11日から始まります。

今回は2年ぶりの開催。
また、初日が東日本大震災からちょうど一年目にあたります。

めざせ! 15日間『 満員御礼 』

《功成名遂》の下に

2012.1.31この度の理事選では、皆様のご支援と盟友同士に恵まれ、票数11を得て再選いたしました。
『相撲』という長い歴史の文化継承の為、二期目の理事職に従事して参ります。

髷の文化は決して飾りではなく、長く後世に遺すべき日本の素晴しい思想であります。
相撲人としての礎と、広く応援して下さる多数の方々の繁栄と利益、更には必須である『公益法人改革』とともに、公正・厳正・忠実な姿勢で臨んで参りたいと存じます。
政治官制度の明確さを追求される昨今、相撲界も様々な逆風に立ち向かわなければなりません。
毎日を誠心誠意暮らし、至高の倫理感を究明し、青少年育成に寄与し、健全な相撲維新改革制度の確立に余念なく邁進し、更には相撲人の権利保護、次世代の人材育成保護も視野に入れて参ります。
貴乃花グループ一同は、今後も不屈の闘志と不惜の精神を旗印に、青天白日の下、大処着墨に全力で臨んで参る所存であります。
またグループ代表として、先祖伝来の相撲文化に新たな一頁を築き、背伸びせず背筋の伸びたしなやかな姿勢で画竜点睛を目指して参りますので、今後とも末永くご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

風伝う

2012.1.23『転んでも転んでも立ち上がる力士を作り上げてゆきたい!』
そんな想いをより一層強くして、一月場所を終了いたしました。

『三年先の稽古』を念頭に日々指導していますが、貴乃花部屋に少しの光が差し込み、徐々に師弟間の伝承が形になりつつあります。
儀礼と秩序を大切にし、思いやりの精神で日常を過ごし、自習し錬磨し、広く多くの方に感動を与えられるよう内面を磨き、自己を形成する理念を育てる。(感情)情動を自律し、冷静さ緻密さ優雅さで“土俵の上に立つ”…これが私から弟子に伝えてきた教訓です。

自らの意志で夢を抱いて、地道な道程を乗り越えて果てしない実現への道を切り開く。
真っ直ぐただ真っ直ぐ行けるところまで、真っ直ぐに伝えたいことがある、この師弟力を益々身につけ相撲道を歩んで参ります。

2012年の初場所を終え、本年度の残り五場所を、この意気込みと心意気で結束の日々を過ごし、更に精進して参ります。
『師弟間の信頼』これこそが貴乃花部屋の力です。力は神となり、神は力なり。

 

大震災で被災された皆様へ

2011.3.18

「心」被災地の皆様ご関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

『大相撲』は、東北地方から数々の名力士を輩出し、巡業などでも大変お世話になりました。
本場所にも老若男女、毎回大勢の皆様がご観戦下さり、温かいご声援もたくさん頂戴しました。
『我々相撲界が出来ること、成さなければならないことは!』
これまでのご厚情に応えるべく、貴乃花グループは一丸となって、義援金を募り今後の活動に備えて参ります。
厳寒の避難所で、今も悲しみ、苦しみ、不安と必死に戦っている皆様のご心中をお察しし、この状況を早く回復されることを、私どもの心の叫びとしお祈り申し上げます。

JFA『夢先生』

2010.12.3

人生初の『教壇』皆さん、お久しぶりです。ご無沙汰してしまい申し訳ありません。
さて先日、日本サッカー協会が主催する『心のプロジェクト〜夢先生』からお声がかかり、人生初の『教壇』に立ってきました。
「自分の事を語るのだから、そうは緊張しないだろう」と思っていたのですが、いざ教壇に立って子ども達から注目されると、さすがに緊張するものですね。黒板に文字や図を書きながら説明する予定が、話すことだけに夢中になり、気が付けば黒板を使わずに持ち時間の半分が過ぎてしまいました。
それでも素直でリアクションのいい良い子ども達に助けられ、無事50分の授業を終えました。
そんな初めての『先生体験』でしたが、済んでしまうと意外と短くも感じられ「また子ども達とぜひこんな時間を共有したい」と感じた楽しい時間でした。
草ヶ江小学校・5年1組の子ども達、そして先生方、ありがとうございました。そしてこれからも、夢を持って元気で明るく過ごしてください。

※JFAこころのプロジェクト〜夢先生サイト→☆http://www.yumesen.jp/

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