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貴乃花親方からのメッセージ

貴乃花部屋 訓辞 貴乃花部屋 貴乃花 光司

貴乃花 光司 一、力士道に忠実に向き合い日々の精進努力を絶やさぬ事
二、人の道に外れないよう自身を鍛え勝負に備える事
三、弱き者を援け強き己を築き上げる事
四、先輩と後輩の秩序を守り信念を汚さない事
五、先輩は後輩を見守り後輩は先輩を敬う事
六、勇気 元気 活気 生まれ持つ気質を鍛える事
七、授けられた命ある限り生涯を懸けて進路を全うする事
八、人を妬むことなく己の心と常に闘い研磨する事
九、三六五日を鍛え三六五日以後に結果を求めない事
十、努力に勝る天才はなし!
  善の心は良き己を支配し新しい明日を開拓する
  冷静さと深さを追求し川の流れのように静けさと
  激しさを兼ね備えて自然体である事

貴乃花親方ダイアリー

 

2018.2.1 本日、日本相撲協会理事に立候補いたしました。
1月4日に理事解任の裁定が下り、皆様にはご心配をおかけいたしましたが、これまでの期間、私なりに今後の相撲界がどうあるべきかを熟考した上での決断です。
ここに、私の考えを述べたいと思います。

いま相撲界では、過去の反省を顧みない度重なる暴力事件や不祥事により、国民の皆様の期待を大きく裏切り、社会的な信用を損なった結果、組織としての公益性や透明性が大きく問われております。この最中で行われる理事の改選の意味合いは、いままでにない特別なものです。何のための理事改選なのか、理事になったその先には何が必要なのか、私なりに考えてみました。

日本相撲協会は内閣府から認定を受けた公益財団法人であります。ここにおける公益性の意味とは、唯一無二の存在である大相撲という国技の維持、発展を通じて、社会に寄与することであると考えます。また、税制上でも多大な優遇を受けており、その意味では社会的に大きな責任も伴います。しかし、相撲協会の現状を見てみると、社会的な責任を果たすよりも協会内の事情や理屈が優先され、公益性から逸脱しているのではないかという大きな疑念を抱いております。大相撲は誰のものか? その公益性の意味を我々は考え直し、正す時期に来ているのではないかと思います。

公益法人としての社会的使命を全うしながら、透明性を持った健全な組織運営をしていくことが、私が思う理事の使命です。その使命を果たすために、相撲協会全体の器量を大きくし、大相撲一門として自由に意見を交わせる風土を作り上げることを私の目標といたしたいと思います。

私の現役当時と比較して、現在は力士の数が大きく減少しています。この先、相撲は残っても、相撲協会は残れるとは限りません。その危機感を、私は強く持っています。これからも相撲の普及とあらゆる場面で活躍できる力士の育成は不可欠であります。苦労なくして、英雄はできず。組織の繁栄は将来性を持った英雄たちを多く輩出することと密接に関係していると思います。

英雄とは力士なれ、親方なれ。大空羽ばたく鷹のように、国技大相撲復興の光を目指して。
慈しみの心、愛する心、親子の絆、それらを慮る気持ちは土俵に上がる精神そのものです。肉体を制し、理性を持って自分を制し、逃避をしない組織論と嘘偽りのない組織編成。これが将来あるべき相撲界の礎となります。
しなやかに柔らかく強靭で何事にも耐えうる自由闊達な協会運営の執行を目指して邁進する、ということが、理事立候補に際しての私なりの所存でございます。
以上

2018年2月1日
貴乃花 光司


一月場所が終わって

2018.1.30 おかげさまで、このたびは無事に一月場所の全日程を終えることが出来ました。私ども貴乃花部屋は、貴ノ岩が先場所に引き続き、治療およびリハビリのため休場しましたが、そのほかの弟子たちは千秋楽まで精いっぱい土俵で闘ってまいりました。もちろん勝負事ですから、勝ち越した者もいれば、負け越した者もいます。しかし、彼らの相撲は続きます。日々精進し、自分を鍛錬し、土俵に義理を欠くことなく、これからもともに闘い続けて参ります。

相撲道とは、土俵に上がるということ

鍛錬するということは、本当に地道な作業の繰り返しです。相撲で言えば四股。365日間、休むことなく左右の足を交互に踏み下ろす。地味です、本当に地味です。でも、そんな派手さと無縁の繰り返しこそが、鍛えるということだと思います。

相撲では、土俵に上がる際にお辞儀をし、取組を終えたらまたお辞儀で終わります。型通りの所作を地道に続けることで、勝敗がどのように決しようとも相手を敬う気持ちが醸成してゆくのです。また、本来相撲は神事であり、日本人が古来大切にして来た相手を慮り、思いやる気持ちを持った精鋭が、信義を持って上がる場所が土俵なのです。己を鍛え上げた者同士が土俵に恩義を感じ、ひたすら鍛錬する場所なのです。私は弟子たちに「がんばれ」とはほとんど言いません。無理をして「がんばる」のではなく、信念を貫くために「踏ん張る」のです。そのために師匠として、道を作ってあげなければなりません。本人を問いただして追い込むのではなく、導いてあげる必要があるのです。

相撲協会の未来

さて、2025年に日本相撲協会は100周年を迎えます。もちろん、その先も相撲は続くわけですが、私たちは若い世代へ、次世代へ相撲を残して行かなければなりません。改革するのではないのです。古き良きものを残すために、時代に順応させながら残すのです。親が子へ継ぐ、その子はまた自分の子へ継がすわけですから、ある意味、協会全体がひとつの家族となるべきだと思っています。

その上で相撲は神事で、相撲協会は公益法人ですから、自分のためではなく、人のために生涯を過ごすという、元来の日本人としての精神や理念は不可欠です。そこに一貫性を持つことは相撲界が公益性をもって生き残る上でも大切だと思っています。
相撲は他のスポーツとは位置づけが異なります。相撲は競技であると同時に日本の文化でもあります。つまり我々は文化の守り人であるということも忘れてはなりません。

相撲ファンのみなさまへ

近い将来、すべての国や民族、文化、言語の壁を超えて、人々の思い思いの気持ちが寄り添い、その架け橋として相撲がみなさまに役立つよう、これからも自分の役割を邁進していく所存でございます。今後につきましても、みなさまのご支援ご鞭撻を賜れば幸いに存じます。


 

2018.1.17 このたびは、私の弟子である貴ノ岩が受けた暴行事件に関して、皆様をお騒がせし、ご心配おかけしていることに対して深くお詫び申し上げます。

1月場所を休場しました貴ノ岩の状況について、
ここにご報告をさせて頂きます。
医師には、頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣炎痕という診断を受けました。相撲を取る上で避けられない頭部打撲は、慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すというご指摘です。
医師によると、受傷後約3か月程度は、頭部打撲を避ける必要があり、平成30年1月の就業は困難とのことですので、貴ノ岩の一月場所休場を決断いたしました。

本人は深刻なダメージを負い、後遺症の心配もあるため、これまでは受傷部分の検査治療に多くの時間を費やしてきました。

現在はようやく体を動かすことができるようになり、地道なリハビリを続けております。

私としましては、当面の目標を三月場所での土俵への復帰と定めておりますが、医師の指導の下、本人の心身両面での快復状態を見ながら判断していきたいと考えております。

力士は体力、知力、気力のぶつかり合いに堪えうる肉体を宿さなければなりません。そのためには、日ごろの鍛錬が求められます。
己を克服する気持ちが、厳しく過酷な土俵の上では常に必要とされ、技を競うものであります。また、技の前には心の充実を図り、精進すべきものです。精進とは神事の世界観であり、力士である以上、生涯をそれにかける気持ちのことです。

貴ノ岩は未来ある青年であり、力士です。
これから本人に未来を切り拓かせるためには、今回の事件を乗り越え、精神的肉体的な懸念を克服し、後遺症の恐怖にも打ち勝たなければなりません。そのための指導は、惜しむことなくして参ります。
これがご心配をおかけした多くの皆様への御恩に報いる道に繋がると考えております。

これまで皆様方に多大なる励ましのお言葉を頂戴いたしましたことに、厚く御礼を申し上げます。
今後につきましても、温かく見守っていただければ幸いでございます。
以上

平成30年1月17日
貴乃花 光司

巡業便り・兵庫県加東市より

2017.4.3集合写真

明日は「加東市・滝野総合公園体育館スカイピア」で巡業
宿の横を流れる川の夜景


前乗りした宿の横を流れる川の夜景
(撮影:貴輝鳳)

苔むしたような緑色に見えますが、
実際は違います (^^ゞ

巡業だより 〜 豊橋から金沢へ

2016.10.14高速道路『豊橋巡業』が無事終わり
とても気持ちのいい景色の中、高速道路を走っています。
豊橋の天気は快晴。『豊川稲荷』に護られていた気分です。

現役時代、私も豊川様で奉納土俵入りをさせていただきました。
あれから17年、追憶の日々で今日があります。

それ以前にも豊川様でお参りしたことがあります。
大関時代から横綱へ 今日へ導かれ 生かされ

不意に豊橋での気持ちよさ、心地よさに包まれ
感謝しつつ金沢へ向かいます。

一路燦然と輝く途を。
貴乃花

春巡業を終えて

2016.4.224月20日の富山巡業を最後に、久しぶりの巡業の旅を無事に終えることができました。ご来場賜りましたお客様にはただただ感謝感謝あるのみ。宿泊旅館・ホテルの皆様にも大変お世話になりました。日本には素晴らしい風景がまだまだ沢山あるな、と改めて実感した日々でした。

長野では情緒たっぷりの歴史ある温泉地で旨い地酒を頂いたり、自慢のお蕎麦や、子供の頃からの大好物の野沢菜漬けに幼い頃の思い出が蘇ったりもしました。
群馬では下仁田おでんこんにゃくや「むしり鷄」という料理も知りました。
また、静岡では私の同期生の山中君がお手製の「チャーシュー」を差し入れてくれました。柔らかくてジューシーで、気持ちがホクホクになりました。これも今回の巡業のとてもいい思い出です。機会がありましたら『旬菜大食坊ごっちゃあん』に行かれてください。山中君が営む、家族の温かさを感じられるお店です。山中君を始め、同期生が全国各地で営む色んなお店を思い出して、会いに行きたくなりました。

「みんなみんな元気で。近いうちに会おう!」

大相撲巡業では、ご来場頂く数多くのお客様に有意義な時間と相撲文化に触れて頂きたいと思います。また、少年力士達とのふれあい相撲は、大相撲の普及活動という大切な時間です。力士達もサービス精神豊富です。何より間近に見る関取達の堂々とした姿を見て、憧れに思って貰えたことでしょう。

私が入門したばかりの頃の巡業は、毎日とにかく忙しくて同期生達と話す時間など全くありませんでした。朝の4時には巡業会場に行き、その日の場所取りと稽古、終われば炊事や洗濯、雑用の毎日でした。私達同期生はそうやって修行をしてきました。辛くても弱音を吐かない仲間達です。今となればみんなと会うのが心の支えです。巡業では若かりし頃の思い出もついてきます。懐かしいいい時代でした。角界を去り第2の人生で会社経営やお店経営ができるのは、そんな時代があったからこそだという気がいたします。親方としてもそう思います。

高崎巡業ではお忙しい中を曙さんも激励に駆けつけてくれました。有難うございます。

審判として参加している親方達との語らいも今回初めてと言っても良く、愉快で楽しい時間でした。土俵を離れての会話は、穏やかな中にも相撲文化の継承を熱く語ることのできる貴重な時間でした。これからもそんな巡業の一場面に触れられたならば、と願うばかりです。
稽古場での力士達も、皆心地よい挨拶を交わしていました。体格の大きな力士達は毎日の長時間で窮屈なバス移動だけでも大変なのに、よく働いてくれました。「大相撲はいいもんだな〜。」と新ためて思えてしまいます。

力士の子として生まれた私は、父(先代・大関貴ノ花)は地方場所や巡業などで家に居ないことが多かったのですが「こうして働いてくれていたんだな」と、感慨深い想いです。
巡業は『大相撲家族』の旅です。これからもみんなで文化を護り続けていきたいと思います。

昔の巡業は、巡業先で各部屋毎に温かいちゃんこを作って食べたものです。今は会場の規則で火を使えないため、殆どのちゃんこがお弁当になります。願わくば“未来の関取、横綱 、大関、 三役”を目指す若い力士達に、腹一杯温かいちゃんこを食べさせてやれたらな、と思いました。

新たに巡業部長を仰せつかり、巡業に帯同し力士達の生活圏を見守るのが私のお役目です。お客様にもお喜び頂けたならやり甲斐が有ります。これからも大相撲巡業を宜しくお願い申し上げ、巡業便りといたします。

貴乃花 光司

巡業中巡業
追伸

巡業中に九州・熊本で大地震が起きてしまいました。
被災地の皆様、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
復旧・復興活動が円滑に進むこと、救助隊・援助隊の皆様のご助力で活発にされますことを心より願って止みません 。

地震災害は他人事ではありません。
東京に住む私達にとりましても明日は我が身の事態を想定しなければなりません。

遠くない日に、仲間達とちゃんこ鍋の炊き出しに行かせていただこうと思います。
慰めあい、助けあい、思い合う日本の心を忘れずに…。
貴乃花 光司

2016年度の始まりにあたり

2016.4.22お陰様で『貴乃花部屋後援会』も4月より2016年度が始まりました。
新年度のスタートとともに相撲協会での役職も『巡業部長』に変わりました。
また、部屋で二人目の関取・佐藤も誕生しました。
新年度も貴乃花部屋に温かいご支援ご声援をお願い申し上げます 。

貴乃花

 

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